いいもの・いい情報・いい仕組みは国境を越える
弊社のお客様で、ある電子商取引の仕組みを考案、そのアイデアをもとに起業された方がいらっしゃいます。当初は、サラリーマンと「2足のワラジ」で「できる範囲内」で事業化を進めていく予定でしたが、あるきっかけから、米国の著名なベンチャーキャピタルにプレゼンテーション、25億もの巨額の資金調達を成し遂げてしまいました。
(上記のVCは条件が折り合わず、断り、最終的には日本の大手VCから資金調達)

当初、米国のVCから資本を引き出せた要因の一つに米国法人を既に設立していたということもありますが、何よりも大きいのは、例え30分のプレゼンテーションでも、「伝わる」アイデアであれば、国境を簡単に越えてしまうということでしょう。
逆にいいアイデアだったとしても、何も行動しなければ「何も起こりません」。

ベンチャー企業は、大手企業に比べフットワークがよく、失うものも後者に比べれば少ないといえるでしょう。まずは、アイデアが浮かべば即座に行動にでる、そして一人でも多くの人に「伝える」という結果を残していくことが大事だと思います。

また、インターネットの繁栄から、すでに私達の情報取得・伝達範囲は世界規模になっています。今、日本で取り組まれているビジネスも、日本では評価されなくても、海外では評価されるかもしれません。
ビジネスとは、タイミングが大事です。日本の市場ではタイミング的にまだであっても、海外では事情が違うかもしれないのです。

前述のお客様も、日本の様々の人々にプレゼンテーションを行ってきましたが、当初、誰も見向きもしなかったそうです。しかし、米国で大手VCが資本を投下する、という噂が立つと、一斉に日本のVCがラブコールを送ってきたという何とも滑稽な話です。
この時点では、お客様のアイデアが、日本の時流にマッチしていなかったせいもありますが、インターネット上のビジネスは、日本よりも米国のほうが当然進んでいますから、当たり前の話なのかもしれません。

「きっかけはアメリカ法人だった」というコメントを頂いていますが、
何よりも成功の道を駆け上がったのは、このお客様がまずは「行動した」という一言に尽きると思います。
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